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石鹸作りステップ3






Molding,Curing,Storage

型入れ→型出し:
「石鹸の型になるもの」を見てもらえば分かると思いますが、石鹸の型になるものはいっぱいあります。石鹸生地を型に入れるときには、ゆっくりと静かに入れ、なるべく上の表面が平らになるようにし、気泡ができないように4,5回ほどトントンと型をテーブルの上で上下に落とすようにします。トレースが出すぎてしまった状態で型入れをすると、表面が平らになり難いので、中にはトレースがちょっと出たくらいのところでこれを避けるために型入れをしてしまうソーパーさんもいるようです。型入れから24時間は石鹸生地を温かく保つことが重要なので、発砲スチロールに入れて毛布をかけたり、木型を使った場合は蓋をするなどして、熱を防ぐようにします。この期間での熱の保たれ方によって、石鹸の質や色も変わってきます。例えば、牛乳を水分のかわりに使った石鹸では、24時間の保温が高ければ高いほど、色は茶色くなります。24時間後は保温の必要はありませんが、なるべく暗い、風通しの良い所に型ごと保管します。石鹸が型からきれいにはずれるくらい固くなったら、型出しをし、固くなりすぎてしまう前に、カットします。基本的には型入れから1週間もすれば型出しできますが、石鹸が柔らかくていつまで経ってもキレイに型出しをできないようなときは、冷凍庫で型ごと1~2時間くらい冷やすとキレイに型出しできます。型出しをしてカットをすると石鹸が固くなるスピードが早くなります。


熟成&ph:
カットをした石鹸は、型入れからちょうど4週間くらい経った頃には鹸化も100%終え、肌に使うのに安全なものとなります。肌への安全性を調べる方法としては、リトマス試験紙をしてphを調べることができます。phが10を超えるようでしたらまだ鹸化のプロセスが進むべきなのでもう2週間ほど待つ必要がありますが、phが10以下で、7に近づくほどアルカリ性の低いいい石鹸ができあがっています。安全性を図るもう一つの方法として、熟成後の石鹸を舌で味見するという方法もあり、舌がピリっとするようだったらまだ苛性ソーダが残っている証拠だそうです。もちろん味見したらそれを飲み込まないようにしなければいけません。


保管:
出来上がった石鹸は、プラスチック袋に入れるなどすると香りを保てやすいです。できあがった石鹸の表面上に白い粉のようなものができることがありますが、これはソーダ灰で、石鹸の中の苛性ソーダと空気中の二酸化炭素が反応してできた物質です。phは高いですが、危険なものではなく、石鹸を一度使えばなくなってしまいます。このソーダ灰ができるのを防ぐには、型入れをするときに表面にラップをかけておきます。そうすることで、空気と苛性ソーダの節食が防げるので、ソーダ灰もできないそうです。また、ワックス類をたくさん使った石鹸にはソーダ灰がつきにくいです。


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